サワードウブレッドに挑戦したいけど、上手くサワードウスターターが膨らまないという方が、結構いるように思います。これまでも、何人かの方から質問をいただきました。基本的には、半分を捨てて、粉と水を同量足して、よくかき混ぜる。本当にこれだけでとてもシンプルなものです。もったいないと感じるかもしれませんが、半分をちゃんと捨てる。これが雑菌の繁殖を抑える為にもとても大切な事です。
ここでは基本のサワードウブレッドを焼くために必要な、サワードウ・スターター (元種)の起こし方を紹介します。さぁ、一緒にサワードウスターターを起こしてみましょう。
用意するもの:
- 強力粉 (キタノカオリ) 40g
- 水 (20℃前後) 38cc
- マドラー
- デジタルスケーラー
- 保存容器
1. 保存容器に、強力粉を40g 水を38cc (強力粉のみの場合は粉よりも若干少なめに調整しています。)入れ、よく混ぜます。そして、そのまま室内に放置。
2. 一日たったら、1. の半分を棄て、そこに強力粉を20g 水を18cc足して、よく混ぜます。そして、そのまま室内に放置。経験上、酵母、乳酸菌は保存容器の底の方で繁殖しやすいように思います。上半分を棄て、残った、下半分に粉と水を足して混ぜるという方法をお薦めします。
3. 一日たったら、2. の半分を棄て、そこに強力粉を20g 水を18cc足して、よく混ぜます。そして、そのまま室内に放置。
4. 3を繰り返します。
3日目ぐらいには表面に気泡が現れてきて、香りも少し酸味を感じるようになってきます。上手くいけば1週間から10日ほどでよく膨らむサワードウ・スターターが出来上がります。スターターの培養が上手くいっているかどうか、これは匂いがポイントだと思います。酸味があって、少し、フルーティーな感じ、糠床のような感じもします。腐敗しているような嫌な感じは全くありません。
これまでに、強力粉は「春よ恋」、「ゆめちから」、「キタノカオリ」を試してみましたが、今の所「キタノカオリ」に落ち着いています。それぞれに味や膨らみ方が違うと思いますので、皆さんも色々と試してみてください。
ライ麦と全粒粉を使った、サワードウスターターはこちらです。ミネラル分を多く含む、ライ麦や全粒粉は、強力粉のみでスターターを起こすよりも簡単です。強力粉が少し難しかったかったという方、是非こちらもチャレンジしてみてください。
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